日本近現代史と戦争を研究する

歴史学の観点から日本近現代史と戦争について記します。

2008-01-13から1日間の記事一覧

詭弁的相殺法と常識

詭弁論理学 (中公新書 (448))作者: 野崎昭弘出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1976/01メディア: 新書購入: 30人 クリック: 190回この商品を含むブログ (148件) を見る 「……とも考えられる」とか「……かもしれない」という論法は、詭弁的相殺法になりやす…

屈服による研究と教育の一体化

■田中彰「一般教育における歴史教育の問題」『歴史学研究』370、1971.3 ひとたび歴史研究と歴史教育との分離を認めるや、もはや歴史教育のなかに、天皇制権力=イデオロギーの介入・滲透を防ぐ歯止めはなくなる。他方、そうした天皇制権力=イデオロギーへの…