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日本近現代史と戦争を研究する

歴史学の観点から日本近現代史と戦争について記します。

昭8.2.9 社説「東洋保全主義」

満州事変期


■社説「東洋保全主義」『北海タイムス』昭8.2.9


社説子は、手を変え品を変え、日本の行動を正当化しているわけだが、
今回は、アメリカのモンロー主義に日本をなぞらえる。

当時の合衆国と神聖同盟との関係は、今日の日本と国際連盟のそれと、善く似よつてゐる。日本としては、単に国際連盟から脱退するを以て、事足れりとするは不可、それと同時に、東洋保全主義を樹立し、東洋の始末は東洋でする事とし、性格と思想の異なる西洋人の干渉は、断然拒絶するといふ新モンロー主義を、公々然と世界に宣■するが善い。欧米の邪魔さへ入らなければ、支那でも必ず同文同種の日本と融和するに相違ない。


かりに「東洋保全主義」がなるとしても、
日本のリーダーシップがアプリオリに定まるわけではない。