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日本近現代史と戦争を研究する

歴史学の観点から日本近現代史と戦争について記します。

抗日民族意識


■「北平河北日報論説」昭12.7.21 JACAR ref:A03023880400

日本軍ノ態度ハ宛モ戦勝国ノ如シ、吾人ハ全国総動員以テ非常準備応戦ノ決心ヲ固メ怠ルヘカラス、武力ハ劣ルトモ民族意識及決死ノ覚悟ハ最後ノ勝利ヲ得ヘシ


■波集団司令部『南支支那軍内情ノ一端』昭14.5 C04121056100

支那民衆ノ国家ニ対スル観念ハ我国民ト異ナリ国土ヲ侵スモノヨリモ寧ロ自己ノ面目ト富ト生命トヲ侵スモノニ極度ノ敵意ヲ以テ対スルノ特質アリ
然ルニ今ヤ皇軍ノ為彼等ノ郷土ハ蹂躙セラレ豊饒ナルヘキ珠江「デルター」地帯ニ於テスラ米飢饉ニ悩ミ広東、石龍等ノ市街地ハ爆破セラレテ惨状ヲ呈シ住ムニ家ナキ多数ノ民衆ヲ生セリ悲憤慷慨スル亦道理ナリ
(第23画像)


■北支那方面軍参謀部『対外情勢一般観察』昭17.10.11 A03032304000

重慶政権抗戦力ノ本質ヲナスモノハ抗日民族意識、粘着持久ノ民族性、蒋介石ヲ民族的英雄トスル団結統制力ナリ 之等無形的戦力ハ戦争継続ト共ニ未タ衰微ノ徴ヲ見ス依然トシテ旺盛ナル傾向ニ在ルヲ認メラル
(第8画像)


支那派遣軍総司令部『対支一般情勢ニ関スル観察』昭14.12.30 C04121830300

帝国ニシテ故ラニ重慶政権ノ抗戦力量ニ目ヲ蔽ヒ之ニ頬被リシツツ政戦両略上ノ施策ノ重点ヲ占拠地域内ノ安定建設工作ニノミ指向センカ重慶ヨリノ組織力ハ依然強固ニシテ深ク強ク占拠地域内ニ侵透シ絶ヘス治安ヲ撹乱スヘシト予想セラルルヲ以テ満洲国ヲ創設セル場合ノ如ク迅速ニ目的ヲ達成スルコト困難ナルモノト観察セラル

抗戦力が高く、満洲国創設のような謀略方式は困難。
重慶政権に「直接的」大打撃を与えるしかないとの認識。



一方、中国側は何もわかっていない、
コミンテルン」に利用されているだけという認識が、
抗戦力の判断を曇らす。


■「最近ニ於ケル抗日運動ノ実体ヲ認識セヨ」(河相達夫講演資料)昭13 B02130970200

蒋介石ノ蒔イタ抗日教育ノ果実ヲ今ヤ「コミンターン」ガ収穫シツツアルノデアル
(第4画像)

要スルニ支那抗日運動又ハ一般的ニ民族運動ガ満洲事件以後必然的ナリトイフ議論ノ如キハ満洲事件ノ真ノ意義ヲ解セズ而モ支那ノ特殊性ヲ認識セザル議論トイフベキデアラウ。
(第4画像)