2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
■社説「連盟に誨ゆ」『北海タイムス』昭12.9.28 連盟乃至列国の向背如何にかゝはらず、わが既定方針は枉げ得ざること勿論であつて、日支両国の協調による東亜の平和確立といふわが根本国是即ち是れである。しかも、わが国はこれを不変の方針として、凡ゆる努…
■コラム欄「閑是非」『北海タイムス』昭12.6.26 上半期の貿易入超尻六億突破の形成に、政府もいよ\/本腰で対策考究の必要に迫られている 満洲国成立当時、あれ程囃された農産資源や、重工業資源が事実満洲国に存在するとするなれば、この際ドシ\/これを…
■社説「日独協定成立」『北海タイムス』昭11.11.27 日独防共協定は、こゝに成立した。ソ連の飽なき世界赤化の脅威を受くること最も甚だしき日本とドイツとが、相協力して赤化防止の手段に出るは、極めて自然の成行である。 ヨーロツパにあつては、フランスを…
■巻頭言「次に来るべきもの」『北海道統計』54、昭12.10 日支事変は、世界戦史に未だ嘗て見ざる勇猛果敢神速なる皇軍の活躍によつて間もなく我国の圧倒的勝利に結末を見ることは疑の余地もないことであるが、さてその次に来るべきものは何であらう。 現下の…
■「編輯余禄」『北海道統計』101、昭16.12 昭和十六年十二月八日こそ銘記せらるべきである。隠忍久しきに及んだ皇軍も、遂に、新しき世界秩序建設の為めに、勇躍干戈を採つて起つた。 緒戦、瞬時にして米英太平洋艦隊を覆滅し布哇に、馬来に不滅の戦果を収む…
■社説「排日抗日の絶滅が肝要」『北海タイムス』昭11.9.23 海軍省では、対支問題の重要性に鑑み、省部連合協議を行つた結果、支那に誠意の認むべきものなく、排日抗日絶滅に関するわが要求を全面的に容認せざる以上、在支権益擁護と居留民の生命財産の保護の…
明治15年3月20日 「野外演習軌典」 明治22年陸達第19号「陸軍軍隊機動演習条例」(明22.2.15) 同年同第142号「野外要務令草案」(明22.9.30) 同年8月 野外要務令改正 大正4年軍令第11号「秋季演習令」 同13年同第2号「陸軍演習令」 (以下、『北海道統計』第41…
■社説「満洲事変満五周年」『北海タイムス』昭11.9.18 顧みれば昭和六年九月十八日夜、奉天郊外柳条溝の満鉄線路が旧軍閥支那兵のため破壊され、それを導火線として爆発した事変が全満洲を混乱裡に捲き込んでから、今年で丁度満五年になる。 満洲国の進歩発…
■社説「又復邦人虐殺事件の発生」『北海タイムス』昭11.9.11 我等日本国民を極度に憤激させた成都事件からまだ幾何も経過して居ない今日、又また広東省北海において、在留邦人が排日暴徒の手に虐殺された事件を出すに至つたのは、慮外千万といはなければなら…
■軍需商会編纂部『軍隊精神教育口授資料』1911年 「緒言」には次のようにある。 本書ハ著者カ多年隊附間ニ於テ精神教育ノ為メ下士卒ニ口授セシ事項ヲ網羅シテ一問題毎ニ談話的ニ説述シタルモノトス 捕虜の扱いについては、 第二百七十一問題 陸戦条規中兵卒…
■後藤丙午「大東亜共栄圏の経済について」『傷痍軍人読本』第26輯、昭17.8 著者は同盟通信社員で、新潟県村上町で開催された 軍人援護教育担当教職員地方別講習会における講演をおこしたもの。 日本と各占領地域の間乃至は占領地域相互間の送金は認められて…
銃後の社会史―戦死者と遺族 (歴史文化ライブラリー)作者: 一ノ瀬俊也出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2005/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (7件) を見る 一ノ瀬俊也『銃後の社会史』(歴史文化ライブラリー203、2005)…
【三】(『北海タイムス』昭11.9.9) 満洲建国後、勢ひに乗じて北支に進出した日本人の誤れる優越感情の自由なる表現は、同じく日章旗の下に保護された朝鮮人の好ましからぬ商業活動と相俟つて、一時は恐日時代を現出したが、今やその機運が深刻な抗日運動に…
■G・シユタイン「円と剣」1938.12(東亜研究所による翻訳印刷) 日本本国、その植民地たる朝鮮と台湾、関東州を含む日本の従属国満洲によつて構成されてゐる円ブロツクは、はつきりしない仕方で北支へ、更に一層はつきりしない仕方で中支占拠地域へ、更に極…
■「衆議院議員選挙諸資料」『北海道統計』33、1936.1 (明らかな誤りは訂正した) □総選挙 - 年月日 議員定数 1 1890.7.1 300 2 1892.2.15 〃 3 1894.3.1 〃 4 1894.9.1 〃 5 1898.3.15 〃 6 1898.8.10 〃 7 1902.8.10 376 8 1903.3.1 〃 9 1907.3.1 379 10 …
■雨宮巽「新支那の実相に就いて」(『支那』昭12.5抜刷)著者は、「前南京駐在武官陸軍省新聞班」の歩兵中佐で、 昭和7年に南京に赴任し、2年余勤務した。 昭和2〜5年には、「揚子江筋」に赴任。 当時(引用者注―満州事変前)の情況に付て一言御参考に申しま…
明治四十三年日韓併合行はれ、我国が朝鮮統治の局に当つてから、星霜茲に二十余年、此の間我国は朝鮮に於いて何を為したか。即ち我国は、朝鮮統治上如何なる施設計画を遂行し、半島の産業文化を如何に発展向上せしめ得たか。又朝鮮の民衆をして如何なる恵沢…
■安丸良夫「総論 表象の意味するもの」歴史学研究会編『歴史学における方法的転回』青木書店、2002 たしかに「史料」はなんらかの「表象」であり、私たちはこの「表象」の意味作用を通じてしか「事実」に迫ることができない。さらに私たちは、こうした「表象…